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■ 2008年3月の医薬品支援について 3月は、バスラをはじめイラク各地で治安が悪化し、外出禁止令が出たり、病院が一時的に閉鎖されたりしたといった報告が各病院の医師や現地スタッフからありました。依然として不安定な治安状態が病院の医療活動に大きな悪影響を与え続けています。 各病院ではJIM-NETや他の団体、個人などの寄付で、現地で調達可能な抗がん剤や抗生剤、その他、化学療法に必要な補助的な医薬品や器具などをそろえていますが、バグダッド、モスルの病院では、アスパラギナーゼや6MPなどいくつかの需要の高い薬や骨髄穿刺用の針が、イラク保健省からも供給されず、また、現地でも入手できないという状態が続いていました。緊急の要請を受けて、アラブの子どもとなかよくする会がアンマンから少量ずつこれらの医薬品をバグダッドの子ども福祉教育病院に寄付し、そこから、セントラルとモスルの病院へも分配してもらいました。その途中で、まとまった数量の寄付が他のNGOからあったという情報が入ってくるなど、現地の医師たちは「先々の供給の見通しがもてない」という悩みを抱えており、「今の混沌としたイラクでは臨機応変な対応が最も望まれる」という声が出ています。 バスラでは1月に届いたJIM-NETとオーストリアのNGOからの寄付の薬が十分にあるため、抗がん剤や抗生剤はほぼ間に合っていましたが、注射器や、輸液、ガーゼなどが不足、とくに3月下旬のバスラ危機では、現地調達も難しい状況でした。 一向に安定しないイラクの治安状況と医薬品の供給事情の中で、現場の医師たちとの連携を密に し、限りある支援がより有効に働くような調整が必要とされています。
※ $1=\105で換算。
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