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■ 2007年9〜10月の医薬品支援について
7月中旬以降、ヨルダンからイラクへの薬品の陸上輸送が難しくなり、イラク国内でもバグダッド−モスル間の治安が悪化し、輸送が困難な状態が続いていました。また、この時期に、イラクの保健省から各病院に予算が配分され、病院が直接、イラク国内の一般の薬局から医薬品を買い付けることが認められるようになりました。さらに、7月下旬から8月にかけて、バグダッドの子ども福祉教育病院には、3、4か月分、多いものでは約半年分の抗がん剤や抗生剤がまとめて保健省から供給されたという情報もありました。しかし、モスルやバスラには、依然として化学療法に必要な薬はまったく供給されず、バグダッドでも、需要の多いL-アスパラギナーゼや数種類の抗生剤は供給されておらず、依然として、地元のイラク人や海外NGOの資金または医薬品の寄付に頼っているということです。
JIM-NETでは、このような状況を受け、各病院の医師たちと協議した結果、安価で輸送のリスクを避けられる、緊急時にも短時間で薬が調達できる、というメリットから、購入資金を支援し、現地で医師と薬局の協力で医薬品の調達を進めてもらう方向で動き始めました。
ただし、イラク保健省の供給、イラク国内の薬局の医薬品の在庫は不安定で、いつ何が入手できるかまったく見通しがないということから、引き続き、イラクの外からの支援が重要だというのが、イラクの医師たちの共通した認識です。
9月にはヨルダンのアンマンで小児がんの学会が催され、それに参加するためイラクからヨルダンへ医師たちが来た際に、イラク国内では入手のできない薬を緊急対応用に持ち帰ってもらいました。今後は、イラク国内での購入にあわせ、日本から直接空輸で現地に医薬品を送るなど、イラク国内の治安状況、病院の状況にあわせて、複数のルートで支援を続けていく方向を探っていく必要があります。
| ■ 9月 |
アンマンからの医薬品(a) |
イラク国内購入(b) |
小計(a+b) |
| (バグダッド)
子ども福祉教育病院 |
$1,707 (\204,840
) |
$488 (\58,560) |
$2,195 (\263,400) |
| (バグダッド)セントラル小児教育病院
|
$854 (\102,480) |
* * * |
$854 (\102,480) |
| (モスル)
イブン・アシール教育病院 |
$1,426 (\171,120) |
* * * |
$1,426 (\171,120) |
| (バスラ) 産科小児科病院 |
$110 (\13,200) |
$2,719 (\326,280)
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$2,829 (\339,480) |
| 支援総額 |
$4,097 (\491,640)
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$3,207 (\384,840)
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$7,304 (\876,480) |
| ■ 10月 |
アンマンからの医薬品(a) |
イラク国内購入(b) |
小計(a+b) |
| (バグダッド) 子ども福祉教育病院
/ セントラル小児教育病院 |
* * * |
$4,901 (\588,120)
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$4,901 (\588,120)
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| (モスル) イブン・アシール教育病院
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* * * |
$686 (\82,320) |
$686 (\82,320) |
| (バスラ) 産科小児科病院 |
* * * |
$1,376 (\165,120)
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$1,376 (\165,120)
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| 支援総額 |
* * * |
$6,963 (\835,560)
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$6,963 (\835,560)
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※バグダッドのセントラル小児教育病院では、治安上の理由から医師、病棟スタッフが多数病院を離れて人手不足のため、JIM-NETとの薬の支援にかかわる情報提供や事務手続は、同じバグダッド市内で協力関係にある子ども福祉教育病院が一括して行うことになっています。
※ $1=\120で換算
■募金先 郵便振替口座:00540-2-94945 口座名:日本イラク医療ネット
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