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■ 2007年7〜8月
7月の中旬から、イラクでは保健省から各病院に予算が割り振られ、保健省から供給されない医薬品や器具を、病院がイラク国内の一般の薬局から直接購入できるような体制が敷かれました。バグダッドやバスラでは以前から、そしてモスルでも、一部の抗がん剤や抗生剤、注射針などが市販されるようになり、資金があれば、現地で緊急に医薬品の購入することが可能になってきました。
また、バグダッドの子ども福祉教育病院には、保健省からまとまった数量の化学療法に必要な薬が供給されたとの情報も入りました。セントラル病院は同じバグダッド市内にあるため、子ども福祉教育病院の医師と連携し、医薬品を都合しあって治療をすすめているとのことです。一方で、保健省から抗がん剤などがまったく供給されないバスラやモスルの病院でも、外国や地元のNGOからの薬や資金の寄付でなんとか最低限必要な医薬品をそろえる努力をしているということです。
しかしながら、医薬品を巡る状況は不安定で、先々どうなるかわからないと、どの病院の医師も口をそろえて言っています。この4つの病院のがん病棟の“命綱”であるJIM-NETによるアンマンからの薬の供給が、輸送上の問題が理由で7月中旬から困難になってきました。しかし、今後は、JIM-NETとイラクの医師たちで連絡をとりあい、
1. 資金を送って医薬品の現地購入をさらにすすめてもらう。
2. 日本の医薬品メーカーからの寄付などを直接イラクに空輸する
などの対策を講じ、がんの子どもたちの治療が停滞することのないよう支援を続けていきたいと思います。
以下7〜8月の支援実績です。イラク国内の4つの病院の医師からの要請に基づき、アンマンで購入した抗がん剤、抗生剤、日本の製薬会社から寄付された抗がん剤を陸路で病院へ直接送ったり、イラク国内の薬局で購入可能な医薬品の購入のための資金を送ったりしました。
| 子ども福祉教育病院(バグダッド) |
抗がん剤、抗生剤 157万円相当 |
| セントラル小児教育病院(バグダッド) |
50万円相当 |
イブン・アシール教育病院(モスル) |
146万円相当 |
| バスラ産科小児科病院 |
82万円相当 |
| 支援総額 |
435万円 ($1=120円) |
写真は、肝臓に神経芽腫を発症した3歳児(バスラで)
■募金先
郵便振替口座:00540-2-94945 口座名:日本イラク医療ネット
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