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● 4月30日:停電、断水に苦しむバスラ


  早朝6時、イブラヒム先生は昨日連絡した給水業者と待ち合わせ。およそ一週間の断水が続く病院へ水の補給作業に向かった。
  朝8時に最初の給水が行われ、午後までに計4台のタンクローリーで約32000リットルの水を病院の給水タンクに補給した。
「ようやく水が使えるようになりました。これまでは手を洗ったり、トイレを流したりすることすらできませんでしたから…。しかしまだまだバスラは電力不足に喘いでいます。今日は強い砂嵐があったので復旧作業も遅れています。水は2、3日は持つでしょう。しかしそれまでに電気が復旧しなければ、再度補給をしなければならないでしょう。」とイブラヒム先生。
  今回補給した水は飲用水であったため、飲料用の給水タンクにも補給を行った。水に関してはまだまだ不安が残るが、とりあえず急場をしのぐはできた。患者たちは久々に水が使えることに大喜び。早速、洗濯をしたり、子どものためにミルクを沸かしたりしていたそうだ。
  バスラの電力不足のために、他の多くの地域でも断水しているようで、イブラヒム先生の住むズベイル地区でも今日は水が来なかった。またこれから暑さが厳しくなるバスラではエアコンは必需品だが、このような状況が続いているので、住民は夏場の生活に対して大きな不安を抱いている。
  ファーティマ「今日は学校へ行ったけど、先生がお休みだったから授業がなかったの。だからすぐに家に帰ってきたわ。夜になると相変わらず家の中は真っ暗。それにすごく暑いの。私は髪が長いから、首に汗疹ができちゃった。だから最近はお父さんと一緒に屋根の上で寝ているわ。外のほうが少しは涼しいもの。」
  今回の断水と停電で、病気の蔓延が懸念されている。依然としてバスラの厳しい状況は続いている。
  今日は食料を受け取った家族が病院にお礼を言いに来てくれた。そこで家族からは「ミルクの支援は本当に助かります。」や「お米がとってもおいしかった!」などの声があった。
配給品の砂糖を受け取る女の子。写真は先日の配給の時に撮影されたもの。

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