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4月21日:明日から食料配給を開始

 
  ファーティマ(ズベイル地区)は学校に行けるようになってとても嬉しそうだ。今日の授業は午後から開始。午後4時までの授業が終わった後は、普段は自分で家まで帰るのだが、ここ数日はイブラヒムが彼女を迎えに行くようにしている。
「ここズベイル地区は、中心部に比べて落ち着いていますが、まだ衝突が起こる不安を拭えません。それに娘が誘拐される心配もあります。だから娘をこうして学校まで迎えに行くことにしています。」とイブラヒム。
  家の外では軍隊による家宅捜索が行われているため、ファーティマは友達と外で遊ぶことがままならず、今でも学校から帰った後は家で過ごしているようです。
「今日は先生から出されたアラビア語の宿題をして、授業の復習をしたの。他に家の中でできることといったら絵を描いたり、人形遊びをしたり…。あとはお父さんとお喋りしたりかな。お父さんに、今日は外で遊んでいい? って毎日聞いてるの。」

  昨日(20日)、バスラ大学構内で起こった銃撃戦のために、学生の多くは再び授業が遅れることを心配している。
「今日は大学には行きませんでした。またあのような事が起こかると思うとぞっとします。やっと講義が再開されたばかりなのに…。いつになったら安心して授業が受けられるようになるのかわかりません。」とバスラ大文学部の学生。

  イブラヒム先生はジャザーイル地区の病院の様子をこう語ってくれた。
「明日から病院で食料を配給すると言ったら、子供たちがすごく喜んでいました。子供たちの家族は日々の食べ物にも困っている貧しい家庭が多いですからね。今日もがん病棟には30家族ほどが治療のために来ていました。みんな食料配給を心待ちにしていますよ。食料の運搬や薬の購入のために危険な地域を行き来しないといけませんが、みんな待ってくれていますから頑張らなければなりません。」
  ジャナーン先生によると、
「この地域では大きな衝突はなくなりましたが、突然響く銃声に怯えながら生活しています。病院から家はとても近いのですが、帰宅時は息子に車で向かえにきてもらうようにしています。」

  まだまだバスラの人々は不安に駆られながらの生活を送っている。バスラの政府軍とマディー軍の衝突は開始から1か月近く経過し、収まったかのように思われている。しかし今でもバスラ市中心部ではイラク軍とマフディー軍の間で衝突が続いている。サドル派の指導者ムクタダー・サドル師は、「これ以上の強制捜査を行うなら、全面的に戦争を行う」との声明を発表しており、これに対し、軍事作戦の指揮を取るマリキ首相は、NATOに軍事訓練の協力を求めたり、火曜日から行われるクウェートでの会議で近隣諸国にこの軍事作戦を支持するように協力を求める意向である。今日、バグダッドのサドルシティでは、米軍の空爆により15人が死亡している。バスラ、バグダッドとも、依然として緊張状態が続いている。

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