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4月21日:大学再び閉鎖の危機 治安の改善はいつ?

 
 各学校が先週の末から再開され始め、大学でも一部だが講義が再開された。しかしその矢先にバスラ大構内で戦闘が行われ、キャンパスの学生は退避。講義が再開したばかりの大学は再び閉鎖されるのではないかと見られている。
バスラ大学文学部の女子学生(19歳)によると
「講義中に突然銃声が鳴り響きました。しばらくの間、恐怖のために身動きが取れませんでした。銃声が収まってしばらくしてから、私や友人は身を潜めるようにして校舎から逃げてきました。学生はたたでさえ今回の衝突で講義が遅れている事に怒りを感じています。再びこのような事が続くのはやりきれません。」と怒りを露わにした。

  またキブラ地区(バスラ市の南)でも小規模な銃撃戦が行われており、政府軍の支配が完全でないことが露呈している。

  ジャザーイル地区にある病院ではがん病棟に30から40人ほどの家族が診療に訪れており、衝突前の患者数の水準にもどりつつあるとのこと。しかしいまだに厳しい交通規制が軍によって行われているために病院に来ることができない患者も存在する。
  また医師や職員も通常の4割ほどしか出勤できていない状況が続いている。病院は通常の診療時間で開業しているが、各医師が住む地域の治安状況によって診療時間は短縮されているそうだ。多くの医師が3、4時間ほどで帰宅せねばならない。
  病院では、現在、抗がん剤はイブラヒムがアンマンから持って帰ったため不足はないが、最低限必要な医療器具が不足しているため、イブラヒムが買いつけに駆け回っているという。

  イブラヒムによると
「今日もタンヌーマ地区にある薬品の問屋に医療器具などを買いにいってきました。イラン国境に近いタンヌーマ地区付近では、現在も突発的に銃撃戦が起こります。しかし、病院では注射針、アンチバイオティックなどの必需品が十分でないために行かざるをえません。それに子ども達も待っていますから。」
(*タンヌーマ地区は国境付近にあるために、イランからの武装勢力の巣窟となっている地域。今月の初めにも、この地域で全住民を退避させる大規模な軍事作戦が行われているところである。)

またバスラでは不安定な治安が続いているため、一旦下がり始めた物価が再び上昇するおそれがあるとしている。住民は再び大きな衝突が起こることを懸念している。

 写真は、バスラ市内のハイヤニーヤ地区での戦闘の痕。これまでハイヤニーヤ地区の映像が出てこなかったが、衝突が一段落した昨日になって公開され始めた。4月の初めにはバスラに静けさが戻ったと報じられていたが、実際は各地で突発的に戦闘が起こっている。

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