● 4月11日:バスラのようすは?
木曜日になってようやくバスラの中心部にも静けさが戻ったようです。ジュムフリーヤ地区のイドリース先生の口から初めて「落ち着いた」という言葉を聞くことができました。人々も外出し、買い物もでるようです。しかし一部の地域、タワーブ・ズバート(バスラ市)などでは治安部隊とマフディー軍の小競り合いが続いているそうです。またヘイファー病院がミサイルによる攻撃を受けており、窓が割れていたなど今後の医療活動再開に向けて不安が残ります。
衝突は収束したようですが、マフディー軍側は政府が要求していた武装解除に応じることを拒否しており、現在も軍による家宅捜索や市民の逮捕が継続して行われていることから再び衝突がおこる危険性があります。今後も引き続きバスラの治安情報に注意しなければならないでしょう。
左の写真はバスラ市中心部のアッシャール地区で、今回の衝突が起こる前のものです。イラク軍がこのように町に駐留していました。
下の写真は、冬、同地区に雨が降ったときのものですが、イラクの多く地域では排水設備が整っていないために、雨が振ると水浸しになってしまいます。イラク復興に多額の予算が費やされているにもかかわらず、いつまでたっても下水道などの必要な施設が着工されないことに住民は怒りをあらわにしています。
ズベイルのファーティマに話を聞いてみると
「まだ学校が始まらないよ。自由に外に出ることができない。相変わらず家の中で絵をかいたりして時間をつぶしている。」
父親で、急な武力衝突のためにバスラに戻れなくなったイブラヒムは、
「娘はこのような窮屈な生活に疲れきっている。子どもたちが早く自由に遊ぶ日が来るのをずっと待っているにだが…。」と言っています。
ファーティマの妹のハディージャ(4歳)は、
「外で遊ぶより、中で遊ぶほうが好きだから問題ないよ。でも同じお人形でずっと遊んでたからあきちゃった。新しいおもちゃが欲しいから、お父さん早く帰ってきて」
と父親の帰りを待っていました。
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