● 4月11日:薬を探してくれ! バスラからSOS
バスラから急遽「薬を探してくれ!」と、ドクターからのSOSの連絡が入りました。
怪我をした患者の手術をしなければならず、手術前に補助薬として使うVAMINという薬が、バスラにもバグダッドにもない。クウェートで何とかならないかという連絡が入ってきたのです。クウェートの担当官と相談しながら早速薬局に行くことになりました。
タクシーを拾おうとしていると親切なクウェート人のおじさんが、「24時間開いている薬局があるんだよ」と、近くの雑貨屋で新聞を調べてくれました。そして,タクシーの交渉までしてくれました。
インド人のドライバー(クウェートには出稼ぎに来ているインド人が多い)をつかまえて値切りの交渉もしてくれました。
「1.5KD、それ以上払わなくてもいいから。もし、ドライバーがそれ以上要求してきたらいつでも電話してくれ」
インド人ドライバーは、「クウェート人はいけ好かないね。俺は、そんなにがめつくないよ」と愚痴っています。
こんなふうにして行った薬局でしたが、残念ながらその薬はありませんでした。翌日、クウェートの担当官とも相談して何とか薬を手に入れようと思っていたら、バスラから連絡が入りました。
「あなたの親切に感謝します。幸いなことに患者はヤマ場を超えました。そして栄養剤の点滴を受けています。VAMINはとりあえず必要なくなりました。患者はまだ若い技術者ですが、先日民兵のミサイル攻撃を受け、家が壊されました。そして父親は死亡。彼は重症を負ったのです。」
医者たちは、大忙しのようです。
機能しなくなった病院は、遺体置き場として使用されているそうです。ドクターは、黒焦げになった親戚の遺体の受け取りに行ったそうです。
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