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JIM-NETはイラクのがん・白血病の子どもたちの支援をしています。







限りなき義理の愛大作戦
一方現場は? 「バスラ篇」 (1)



 JIM-NETでは、バスラの貧しい子どもたちを10人ピックアップしてちゃんと治療に病院にこれるように通院支援を行っています。バグダッドが危険な状態であるため、一部の患者はより安全なバスラの病院に流れています。バスラでは患者が2〜3割増えて、薬不足は深刻です。昨年暮れから今年にかけてJIM-NETが支援している3名の子どもが亡くなりました。JIM-NET現地スタッフであり院内学級の先生のイブラヒムに電話でようすを聞きました。(聞き手:佐藤真紀)






■ ドゥアについて
 ドゥアはちびっ子アーティストの一人。とても素敵な花の絵を描いてくれます。
 ドゥアの家族は、亡くなる3か月前にドクターから、もう彼女は助からないっていわれたそうです。治療の方法としては、輸血するしかない。ドアの心臓は弱っていました。そして薬を点滴する血管がもうないんです。どこも固くなって薬が入っていかない。そういう話を聞いていたので、何とか生きてほしいという思いをこめて、ホワイトデーのチョコには彼女の絵を使いました。

 私はドアが大好きだった。私の娘のファートマをよく病院に連れてくのだけど、2人は親友だった。いつも一緒にいたよ。
 イブラヒム、たすけてくれと家族はいつも言っていた。でも私は医者じゃないから、洋服を買ってあげたりするくらいしかできなかった。胃や肺もだめになっていた。そして、出血、出血、出血だ。いつも血小板が必要だったんだけど、もう輸血もできずに死んでいった。
 彼女は、学校が好きだと言っていた。でも、もう学校には行けなかったよ。でも彼女は学校が好きだった。病院に時々紙を持っていってやったら、ベッドで絵を描いていたなぁ…。彼女は花が好きだったな。ミッキーマウスも描いていた。いつも彼女はイブラヒムおじさん! と言ってキスしてくれた。食事などを差し入れしてあげるとうれしそうだった。

写真 上から 2005年のドゥアの記念写真、点滴を受けるドゥア、ドゥアとファートマ(ドゥアの腕は内出血で真っ青になっている、院内学級のためにホワイトボードを購入し病院へ向かうイブラヒム(06年)、ホワイトボードに向かい早速、勉強するドゥア

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