オーストラリアに移民が決まったイラク難民
ヨルダンには100万人のイラク人がいます。2003年戦争前は30万人くらいと言われていましたが、戦後の混乱で着の身着のままで逃げてくる人や、資産家は財産をヨルダンに移してビジネスをはじめたりしています。前者はあまりヨルダンでは歓迎されず、ヨルダンは入国拒否をしたりすることもあります。後者は大歓迎でここのところヨルダン経済もイラク資本のおかげでずいぶんと栄えているという感じです。
アブ・アリ一家は、イラク戦争の前からヨルダンで暮らす難民です。4月放送のTBSニュース23でも取り上げられました。

アブ・アリのお父さんはイラクのナショナルチームでゴールキーパーをやっていました。アブ・アリはお父さんの試合は全部見ていました。そしてアブ・アリ自身も1988年から90年までユースチームに所属していました。その後競輪に転向したものの、ウダイ・フセイン(サダムの長男)に迫害を受け、足を銃で撃たれるに至り、ヨルダンまで逃れて来て難民申請をしました。そして、ついにオーストラリアの移住が決まり、まもなく出発します。(写真はヨルダンの英字新聞に載ったアブ・アリの記事)
「限りなき義理の愛」作戦では素敵な絵を描いてくれた、アブ・アリの娘のランダちゃんは、小学校でもみんなの人気者です。
一方、弟のアリ君ですが、けっこう成績がいいので(?)、先生にいじめられたりもしています。
ヨルダンの学校生活ももう最後なので、一緒に様子を見に行きました。
先生は「ヨルダンには、アメリカの攻撃が始まってから多くのイラク人が逃げてきています。ヨルダンの公立学校では、同胞として、あるいは、イスラムとして子どもたちを受け入れています。全体の10%くらいはイラクの子どもです。アラブはひとつですから、私たちは平等に子どもたちが学んでくれることを望んでいます」と語ってくれました。
ランダは、「オーストラリアを応援する」といっていましたがプレーステーションで遊んでいるうちにフランスが好きになってしまいました。アリ君は「ブラジル!」です。殆どのイラク人、ヨルダン人はブラジルを応援しています。
この2人は昔からお絵かきが大好き。色鉛筆を持っていてやったら、これは私の? アリの? アリ君は、僕のは?
一家に一ダースでいいと思っていましたが、けんかになってしまったようです。兄弟で競い合う年頃ですね。
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ランダの小学校
「限りなき義理の愛作戦」のことが書かれた岩波
ブックレット「子どもたちの命」を宣伝する(?)ランダ
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さて、6月12日は、日本VSオーストラリア ヨルダン時間でPM4時にキックオフ。オーストラリア行きが決まりすっかり浮かれているアブ・アリ一家と一緒にTVを見る予定です。(左の写真は、アリ君の描いたブラジルの選手。頭は2002年ワールドカップのロナウドで顔はロベカル?)
佐藤 真紀 (事務局長)
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ランダのことが載っている「あとん」の記事
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『子どもたちのイラク』を子どもたちへ
(JVCのサイト)
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