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第4回 JIM-NETアンマン会議
リポート
3月31日金曜日。アンマンのトレドホテルで第4回JIM-NETアンマン会議が開催されました。
10時スタートなので8時30分に到着して準備をしていると、Dr.アルアリが会場にやってきました。
「まだ9時ですよ〜」と言うと、
「何言ってるんだ〜。今日からサマータイムだよ。」と。
ホテルに確認すると、今日から時間が1時間早くなることが判明!!
しかし、今日からサマータイムであることを知っていたのはDr. アルアリだけで、他の人たちは予定通り(!?)集合。結局1時間遅れの(夏時間)11時スタートとなりました。
会議には、イラク側はドクターが10人、そして日本側は、JIM-NET現地スタッフのイブラヒム先生(院内学級)、JICA、JBIC(国際協力銀行)を含む7人が参加しました。(上写真
会議の参加者たち)
《第1セッション》
まず佐藤事務局長から、この半年間にJIM-NETがどんな支援を行ってきたか、具体的な活動報告がありました。その報告の中でイラクのドクターたちとのやりとりがあり、和やかな雰囲気のなかで第一セッションがスタートしました。
その次に、私(国井)から日本国内の活動、バレンタインデー・ホワイトデーのチョコレートの募金活動や、白血病の子どもたちが描いた絵の絵画展の報告を行いました。
その後は、Dr.ジャワード、Dr.リカ、Dr.サルマ、Dr.イブラヒム、Dr.ジャナンの順で、イラクのドクターたちからの報告がありました。みなさん、パワーポイントを駆使しながら、
@ 白血病の発症率・死亡率
A JIM-NET、その他からの具体的な支援
B 病院内の様子(写真つき)
C 患者さんの様子
D 今後の希望
について、分かりやすく説明がありました。
しかし、発症率や死亡率は各病院によって算出方法が違うとのことで、治療が効果を現している病院もあれば、あまり変化のない病院もあり、そのことについて、ドクターたちの間で、議論がありました。
そして、今後6か月間の支援の方向性についての確認を行いました。
その中で一番時間を割いたのは、「看護師研修」についてでした。ドクターたちの認識は「看護師研修は必要」ということでしたが、まず一般的な研修から始めたほうがいいのか、専門性の高い研修を行ったほうがいのか議論がありました。また、せっかく研修を行っても、他の病棟に行かれてしまう等の懸念もあるようでした。
バスラの産科小児科病院からは、「イブラヒム先生の院内学級」の報告がありました。バクダッドでも、院内学級やプレールームの充実をJIM-NETに支援していきたいという話も出ました。やはり学校に通えない子どもたちや、思うように外出できない患者さんのために院内のアクティビティを充実させることはとても大切なことだと思います。
《第2セッション》
ランチタイムのあと、第2セッションがはじまりました。午後はDr. 井下(右写真中央)とDr.イブラヒムのやり取りがメインでした。
まずDr.イブラヒムから、2月に来日した時の「大阪日赤・臍帯血バンク」の報告が行われました。
その後、その臍帯血バンクの様子、臍帯血が輸血パックに詰められるまでの過程を見ながら、イラクのドクターたちにイメージをしてもらいました。骨髄バンクと臍帯血バンクのメリット・デメリットを比較し、実際にイラクで臍帯血バンク設立が可能かどうか探ってみました。
しかし、現在のイラクでバンクを創るとなると、クリアしなければならない問題があるため、実現できるのはまだ先になるのではという印象でした。
会場の他のドクターたちの反応は様々で、若手のドクターの中にはやりとりに興味津々で耳を傾けている人もいれば、難しそうに聞いている方もいました。
また、ベテランのドクターにこちらから意見を求めても、現状の改善に手一杯という反応の方人もいました。
ドクターたちの間で意思の統一ができるのも、もう少し先のことなのではないかと感じました。
《インタビュー》
会議のあと、Dr.イブラヒムとDr ジャワードにインタビューを試みました。
二人とも今回の会議は大変意義のあるものだったと評価し、半年後の会議では、さらに進んだ内容を話し合えるようにしたいと言っていました。(左写真
インタビューする国井)
06年4月2日
国井 真波 (看護師:JIM-NET)
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