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限りなき義理の愛作戦
日本から・アンマンから〜 愛はバスラにとどきました!
2月16日夜、薬不足に苦しむバスラのイブン・ガズワン産科小児病院へ向けて、医薬品を発送しました。18日の早朝、荷物はアンマンを離れました。
19日の夜、バスラのドクターに、何度も電話をかけて、薬を送り出したという連絡をしようとしても電波の状態が悪いのか、電気がなくて電話に充電ができないのか全くつながりません。メールにも返事がありません。あきらめかけていたところへ、次の夜、バスラのドクターの方から電話がかかってきました。
「薬を送り出しましたーっ! 明日か明後日には病院に着きますっ!」
大声でどなりながら会話をします。「では、グッド・バイ」と電話を切ろうとすると「ヨ〜コ〜!!」と電話の向こうでまだ何か叫んでいるので耳をすますと、
「院内学級を開いてくれてありがとう!! 私の患者たちはとってもしあわせです。本当に、本当に、ありがとう!!!」とドクターが叫んでいるのでした。
こちらも嬉しくてひたすら「サンキュー、サンキュー」と繰り返すしかありませんでした。
そして、5日が過ぎ、「薬は着いたでしょうか?」とおそるおそるメールを送りましたが、返事がありません。
どうなっちゃったんだろうか…。薬もそうだけど、最近バスラは非常に治安が悪いので、もしかしてドクターや病院に何か起こったのでは…?
心配でなりませんでした。
2月25日、朝、メールを開けるとドクターからメッセージが!! よかったー。
Thanks
you a lot. we are already received the drugs.
With my best regard
Dr. Jenan
(薬をうけとりました。本当にありがとう。親愛をこめて。ドクター・ジャナン)
We
did receive the 2 boxes of drugs that you did send us, thank you
very much we were very happy to use them immediately & we
had 4 children waiting for these drugs at that day ((Wednesday,
22nd of Feb)) We cannot thank you enough & also for the nice
& useful spinal needles ((very good Quality)).
Thank you again & Bye for now
Sincerely
yours Dr. Hussam
(あなたが送ってくれた2箱の薬を受け取りました。本当にありがとう。私たちはただちに使えたのでとてもうれしかったです。その日、2月22日水曜日には4人の子どもがそれらの薬を待っていたのです。なんとお礼を言ったらいいかわからない…。また、品質の良い、大変役にたつ骨髄穿刺用針を送ってくれてありがとう。もう一度ありがとう、さようなら。 ドクター・フサム)
この2箱の薬が届いたことで、しばらくの間、何種類かの薬はストックがあるでしょうが、増加する患者数に、とうてい太刀打ちできるものではありません。
そして、次の薬の用意をしようと思っていたところへ、モスクの爆破事件後に出された外出禁止令がバグダッドではいまだに解除されない状態で、薬を受け取るどころかドクターが病院に出勤することもできないという情報が入ってきました。イラクのテレビ放送を見ているとがらんとゴーストタウンのようになったバグダッドのメインストリートに警官だけが警備にあたっている様子が放映されていました。(今ちょうど、外出禁止令が切れる午後4時になったときの映像らしく、数人の少年が路上でサッカーをやり始めた光景が…。たくましいですね。)
先日、アンマンのがんセンターでの治療を終えてイラクに戻っていった子どもたちはどうしているでしょうか? 「爆発音や夜も安心して眠れないような情況では、ストレスで病状が悪化してしまう…」と、ある白血病の少女の母親はこぼしていました。
西村 陽子 (アラブの子どもとなかよくする会)
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