
12月15日、“あわてんぼうのサンタクロース”というよりは“あわただしいサンタクロース”ドクトル井下が超音波検査器を持ってアンマンに到着した。ついでに、ヨルダン国民待望の雨と作戦必須アイテムの保冷剤(ヨルダンでは入手困難)も持ってきてくれた。(左の写真は、井下サンタのプレゼントに喜ぶ西村陽子)
ちょっと前からおなかの調子がすぐれないイブラヒム先生が検査器での診察患者第1号となった。(右下の写真は、検査器の実験台になるイブラヒム先生)
「あれ!? 肝臓が映らない…」というドクトルの言葉に動揺して
「イブラヒム、肝臓がない! 肝臓がない!」と大騒ぎになった。
この検査器はバグダッドの病院へのクリスマスプレゼントである。あわただしいサンタクロースは、アンマンに滞在していたイラク人医師たちとミーティングした後、一泊しただけで日本に戻っていった。
12月20日、元祖穴あき靴下のサンタクロース高遠菜穂子氏が保冷剤とJIM-NET特注の絵カード(岐阜の中学生作)を持ってアンマンに到着した。そして、これまた、穴あき靴下のイブラヒム先生がイラクの病院へ送る絵本の買い付けと絵カードにアラビア語で「メリークリスマス&あけましておめでとう!」「早くよくなってね!」というメッセージの書きこみに精を出し、プレゼントの準備が整いつつあった。まだ穴はあいていないものの、この作戦で一番靴下を消耗させたのは薬剤師のドクター・ハイサムだったに違いない。年度末の問屋の閉店前に薬の買い付けを完了せねばならず、アンマン中を駆けずり回ることになった。
ところで、プレゼントの用意はできたが、肝心なトナカイ(=輸送してくれるクルマ)が手配できない…。バスラに行ってくれるトナカイとバグダッドに行ってくれるトナカイが必要なのである。クリスマスに間に合わないが仕方ないとあきらめかけたところに、2頭のトナカイが現れた。薬を冷やす保冷剤もいらないくらい寒くなったアンマンの土砂降りの雨の中をイラクに向かって出発した。薬とプレゼントをイラクの子どもたちの元へ無事に届けてください!
メリー・クリスマス!!
アラブの子どもとなかよくする会:西村 陽子(本家穴あき靴下のサンタクロース)
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